「まじめにふざける・本気で遊ぶ」

先日書いたヤバイTシャツ屋さんの記事で、”2010年代型のバンドサウンドが持つ「無闇矢鱈」「本気でふざける」「とにかく遊ぶ」感じがしっかりと体現されています”と書いたのですが、「本気でふざける・とにかく遊ぶ」をちょっと言いかえて「まじめにふざける・本気で遊ぶ」というのは、ここ数年のヒットトレンドな気がしてなりません。

 

きゃりーにしても

 

水曜日のカンパネラにしても

 

サカナクションにしても

 

RADIOFISHにしても

 

ピコ太郎にしても

 

岡崎体育にしても

 

みんな、まじめにふざけて本気で遊んでいます(たまたまそういう作品ばかりを嗜好しているからかもしれませんが)。

 

真面目なことを真面目にやっている時代は過ぎ去り、まじめにふざけることで幅が出るといいますか、そのベクトルに向かうことで面白さが増す。

以前北野武が「10のいいことをしようと思ったら、10の悪いことをしなきゃ」みたいなことを言っていて、若い頃にそんな言葉に出会って「なるほどなぁ」と思い、まずはいろいろ悪いことをしようとしてきましたが、きっと真面目に真面目ばっかりやっていたらつまらなくっていけません。

「よりよくなろう」と思うがゆえの悪さ・ふまじめ。もちろんそのためには悪さやふまじめさ、転じた良さやまじめさを知っておかねばならぬとは思います(そんな大人たちを見て育つ子供はどんな風になるだろうという危惧はあるにせよ、です)。

 

「おもしろければいい」という無思慮無遠慮それだけではだめですが、戦略的に志向しての「まじめにふざけて本気で遊ぶ」というのは、現状維持に思考停止し固定観念に執着しがちな日常生活に新たなスパイスを投じてくれるに違いない発想の手がかりのひとつに思います。

 

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