子育ては忘れることの連続である/ペニシリウム・ディジタートゥム

20170412sakura

霞ヶ関・外務省前の桜並木。

散りゆく桜の花びらが光に照らされ、気分が晴れやかになります。

街の色彩も増えてきて、もうすっかり「春」なのだということを実感しますね。

ていうか写真がずいぶんと縦長ですね。パノラマで撮ったので。


最近娘がよく「見て!見て!」と、自分のしている行為を見て欲しがります。

それってきっと、そのくらいの年齢(5歳)の子たちはみんなやるんでしょうね。で、実際見てみると、そんなたいしたことではなかったりする。でもまあ、そんな風に「見て!見て!」と大層な様子で訴えてくるので、「おーすごいね」とかリアクションをします。そうすると子供は満足します。

っていうようなことを、自分もきっと親に対してやっていたんだと思います。忘れちゃいましたが。連続した日々をあたりまえのように過ごしていて、子どもはどんどんと成長をしてゆき、次々と新しいことをする。なのでついこないだまでやっていたことを忘れてしまう。

娘がまだおしめをしていたときのことなんて、もう忘れてしまいました。毎日のようにおしめがえをやっていたのに。もうやり方もほぼ覚えていません。次々やってくる新たな成長を共にすることは、同時に次々と忘れていくことなんでしょうね。

と思うと、「見て!見て!」と言ってくることも今だけで、きっとそのうちしなくなるんでしょう。


台所の食材を整理していたら、ちょっと前にもらったミカンのうちのひとつにカビが生えていたんです。うわっ!と思ったのがまず最初なんですが、

そういえば最近、娘のリクエストで「カビ図鑑」なるものを奥さんが購入してたのを思い出し、

なので「カビだカビだよ」と教えてあげると、娘は飛んできて興味深げにミカンに発生した青カビを見つめ、「ペニシリウム・ディジタートゥムだ!ペニシリウム・ディジタートゥムだ!」と興奮気味。どうやら青カビは「ペニシリウム・ディジタートゥム」という名称らしいのです。

図鑑を見たら本当に「ペニシリウム・ディジタートゥム」と書かれていて、なんとすごい、その名称を覚えている!ということに加え、カビに興味があるのか!と。

図鑑とかって、同時に体験が伴うことで、知識として身に付きますよね。家には子供向けの図鑑がいくつか、動物とか恐竜とかそういうのがあるんですが、

まさかの実体験にともなったのがカビって!まあいいんですけど。興味を持って「知りたい・おもしろい」と思うのは大事ですからね。

というわけで、すかさず図鑑の「青カビが発生したミカン」の写真を指差しながら娘は「見て見て!ペニシリウム・ディジタートゥム!ペニシリウム・ディジタートゥム!」と訴えてくるのでした。

きっと娘はその名称をしっかりと憶えるでしょう。僕は自身がないな忘れちゃいそうだ。

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