猫の穴

20170628

見紛うことなく、塀に穴が開いている。

ここから猫が出入りするのを何度も目撃した。

墓にいる猫は、どうやらここを出入り口としているみたいなのだ。

 

この塀の向こうは、ベランダや塀の上によく猫がいる家で、きっとこの家の人が猫を沢山飼っている、あるいは餌をあげて世話をしているのだろう。

 

「わざわざ穴をあけた」のである。それはいったいどういう事情があったのだろうか。

写真を撮っているこちら側は寺の敷地で、塀の向こうはその家の敷地で、猫はその境界をどうやら自由に行き来する。気が向けば家に食事に帰るし、暇になったら墓に散策に出る。

猫はそんな散策の最中、私と娘に遭遇し、「なんだよそもんが」みたいな顔で見る。

 

この頃は雨が降っている。雨が降ったら猫たちはどこにいくのだろう。

去年よく会っていた猫の「キキ」には、今年は一度も会わない。いったいどこに行ったのだろうか。

娘とお寺を通りながらそんな話をする。

「どこに行ったんだろうねー」と言いながら、そんな風にして猫はいたりいなくなったりする。

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