昨日と同じ場所

 

昨日と同じ場所で。

空、晴れわたり。

抜ける大気にさらされた。

鼻から大きく息を吸い込み、吐き出し、組成が入れかわるような心地がしたものだ。

三脚にカメラを構えた人が、何かを待つようにして立っていた。

ちょうど良い光を待っていたのだろうか。

あるいは向こうから誰かが来るのを待っていたのだろうか。

出来うるならば、私も同じようにしたかった。

仕事にゆかねばならぬので、間もなくその場は去った。

その人は待つものに出会えただろうか。

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