笑い飛ばして鬼も笑わない

朝、娘を保育園に送るために住まいを出たら、ビルのエレベーターが故障して停まっていたために、仕方なく自転車を6階から1階まで抱えて降りた。普段は住まいのある6階の廊下に自転車を停めているので、エレベーターが停まったりすると抱えて降りねばならないが、まだ6階だからいい方で、これが20階とかだったらどうするだろう。

どうやら4階で引っ越し作業をしていたらしく、荷物を載せた台車が4階の廊下で立ち往生していた。その台車のなにかしらの影響でエレベーターが停まった様子である。滅多にないことだ。

 

住まいのビルを出て保育園に向かう途中、救急車が停まっていた。回転灯は回っており、その周囲で何かがあった様子である。が、何かはわからなかった。

 

お寺を通り過ぎると、猫のカレンダーをくれたおじさんと会ったのでお礼を言った(猫のカレンダーは昨日もらいました。その件はまた後日)。おじさんも嬉しそうに「いえいえー」と仰った。「また来年も作るから、またあげるからね」と言ってくれた。来年はもう娘は小学校にあがるので、毎日お寺を通ることは無くなる。そのことは前にも言おうと思っていたが、今日も言えない言わないまま別れた。また今度会ったら言おう。

 

間もなく保育園に着くあたりで、いつもハイビスカス当てをしていた家から、白髪のおじさんが畳を抱えて出てきた。近くに停めてあったトラックの荷台に沢山の畳が積まれていた。畳を張り替えるのだろうか?トラックに沢山積まれた畳だけでは詳しいことはわからなかった。ハイビスカスはこの頃はもう咲かない。さすがに12月は咲かないか。

 

朝のはじまりだけでもいろいろあった。いつもは起きないようなことがいくつか起きた。

 

自転車で通勤して、皇居は今日も乾通りの紅葉見学の人がたくさんだった。仕事は黙々と通り過ぎた。夕飯はカレーを食べ、酒は飲まない夜だった。カレーを食べる日は酒は飲まない。カレーとアルコールは合わない気がする。酒を飲む日が続いて身体に酒溜まりを感じる頃にカレーを食べる。「今日の夜はカレーにしよう=酒は飲まない」だ。というわけで週に1度は夕飯にカレーを食べる=週に1度は酒は飲まないようにはしている。

少ない。もっと2,3日は飲まない日にしたい、とは思いつつ、そうできない自分がいるのは百も承知。わかっていながらやってしまう。

 

油断していたら12月はもう6日で、2017年もあと25日くらい。何があるだろうか。何もないことはないだろう。

 

職場の書棚を眺めていると、「人工知能(AI)」「仮想通貨」「働き方改革」などの本が目につく最近で、2019年には現天皇が退位されるとか、2020年には東京オリンピックが開催されたりと、時代が音を立てて変わろうとしている。

変わってしまうとおそらくは過去を振り返り懐かしんだりし、「あの頃はよかった」とか言うのがいつの時代も変わらぬことであるけれど、変わった後にとっての「あの頃」とはまさに今であり、そう思うと今がいちばんいいんだろうなとよく思う。何がいいかと言われればそれはまた難しいけれども、少なからず遠い近い未来に「あの頃はよかった」とは言わずとも心で思うようなことがあるだろうからこそ、今がいちばんいいのだ。

そう思わないとやっていられない、といった諦念を抱えながら日々過ごすことが大人になってしまったということであり、残り少ない朝の娘との登園時間において、そんなようなことは娘は思うことはほぼないだろう、むしろもっと「今」を生きている姿を見て自分を顧みる。そんな風に思うこともきっと忘れてはしまうだろうが、こうやって書き留めていられることも幸いなことであり、そう思わないとやっていられない、なんていう思考を笑い飛ばしてしまわないと鬼も笑わないだろう、今年も残すところわずかだ、ただひたすら今を過ごそう。

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