百人一首の扉垣間見

仕事として担当しているショーケース展示。

監修されている渋川先生が準備した素材を展示用に仕立てて、デザイナーさんと相談して見せ方を検討し、入れ替えの作業をしたりして、約1ヶ月半ほどの期間、展示をします。

1年間で7~8のコンテンツを入れ替えながら。業務自体には慣れましたが、都度都度の内容には腐心して臨みます。

 

今回のテーマが「百人一首」でした。みなさんは「百人一首」知っていますか?

僕がほぼ知識がなく、小学校か中学校かの教科書に載っていたことは記憶しているのですが、授業で学んだ覚えなく、先生が素通りしたか、やったけどまったく興味がなくて覚えていないか。確か子供のころ家にかるた札はあったような気がしますが、もしかしたら今もどこかにあるのかもしれませんが、本当に興味がなかったのでしょう。男の子だから?それは関係ないか。

 

で、仕事なので札を揃えたり本を読んだりしました。すると改めて知ると面白い。

藤原道長が選定した和歌、もちろん百もあるので覚えきれるわけではないですが、そのひとつひとつの歌から情景が浮かび上がり、歌に込められた「思い」みたいなものは古来から通じ、短い歌が入り口として、その向こうに広がる世界があるのだという実感、「面白味を感じるきっかけ」のようなものを味わう心地がしました。

 

『ちはやふる』という百人一首をモチーフにした漫画がおもしろいよ、と読んだ人からは聞きますが、なかなか読む機会はありませんが、興味を持ってコツコツと、一首一首味わっていくのもきっと楽しいことであるに違いありません。読んでみようかなー。

 

ちはやぶる かみよもきかず たつたがは

からくれなゐに みずくくるとは

在原業平

 

さまざまな不思議なことが起こっていたという神代の昔でさえも、こんなことは聞いたことがない。

龍田川が(一面に紅葉が浮いて)真っ赤な紅色に、水をしぼり染めにしているとは。

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