実生活において(通勤路などで)雪は思ったほど大変ではなく、むしろ景色の変化がおもしろいと思うような。
もっと大変な思いをしている方はたくさんいらっしゃるはずで申し訳ないですが。
青く抜けた空の向こうからやってくる光が、境内に残る雪に反射し、空間の広がりが増しているように見え。
娘はあえて雪のある場所を歩き、それは子供の時はみなそうするだろう、歩いたらざくざくと音が鳴る雪の上をあえて歩く。
まるであんなに降った雪の様子、明日明後日になればすっかり雪も無くなっていきマボロシのような。
今日は明日になって明日は過ぎ去っていって、「そんなこともあったな」という記憶の向こう側に行ってしまう積み重ね。
積み重ねも気付けば雪が無くなるように消えてゆき忘れてしまって「そんなこともあったな」も忘れてまた雪が降るかなこの冬は。