72時間「長崎 お盆はド派手に花火屋で」

http://www4.nhk.or.jp/72hours/x/2016-09-23/21/20856/1199148/

「72時間」というNHKのドキュメンタリー番組がおもしろくてよく観る。先日放映していたのが「長崎 お盆はド派手に花火屋で」という内容だった。

 

長崎ではお盆になると、「音で邪気をはらう」という中国の風習に倣い、故人を偲んでお墓や街でロケット花火や爆竹などの花火を盛大に鳴らすそうだ。なので花火屋ではお盆の時期に飛ぶように花火が売れる。中には何十万円も花火を買っていくお客さんもいるらしい。

お墓で花火とは初めて知ったので驚いたが、派手に花火を鳴らすことで、故人の死を受け入れたり、記憶と向き合ったり、弾ける音とともに涙を浮かべたりすることは、感覚的に「すっきり」するような気がする。花火の音が鳴っている最中だけは、あの世とこの世が地続きになって溶け合うような瞬間が訪れるのだろう。火花と共に、やりようのない思いを弾き飛ばしたいという思いもあるだろう。

 

故人への思いが強いほど、花火は派手に鳴らされる。妙といえば妙に思える風習だが、故人を弔うという意味では妙に納得がいく。

街中で花火が鳴らされる中、「きっとお母さんも喜んでますよ」と、涙目でインタビューに応える男性の表情が印象的だった。私も長崎に生まれ育っていれば、弔いとしておおいに花火を鳴らしただろう。

 

加えてひとつ思ったのは、その風習はいつからはじまったもの?という疑問。原爆投下と関係あるのだろうかと調べてみたら、もっと古く江戸時代からの風習らしい。原爆が投下されたときは、誰が自分の花火を鳴らしてくれるだろうと思いながら亡くなっていった人もあるそうだ。

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