路地

alley

A narrow and winding street with walls on both sides.

路地、好きなんです。近隣は結構沢山の路地があり、状況が許すならば、通る道としては路地を選びます。

近所にある狭い路地、両脇は墓所で、夜とかは結構怖い雰囲気になります。大きな通りに抜けるのに便利なので、よく通ると言えばよく通ります。道のくねり具合とか、ブロック塀のくすんだ様相が趣き深く、好きな路地のひとつです。

 

 

ここの路地、以前、昼間から夕刻頃だったと記憶しますが、自転車に乗って通る際に、見通しが悪いのでいつも注意して走るんですが、曲がりくねった道の、まさにくねったあたりで、向こうから来る自転車に乗ったおじさんと鉢合わせたんです。

 

時間にしたらほんの数秒のこと、そのおじさんの表情がみるみる変わり、わかりやすく言うならば、普段の顔→ムンクの叫び、みたいに表情が変化し、と共に、

「う、わぁああわぁああはぁぁ」

と、それはもうだいぶ大きな叫び声をあげました。

僕はすっと避けて、特に激突するとかいうことにはならずに過ぎたのですけれど、そのほんの数秒の出来事、おじさんの表情の変化と叫び声は忘れられません。

 

思えばおじさんが下手によけたりしていたら、逆に激突!していたかもしれないので、結果的の良かったのかもしれません。でもおじさんはブレーキをかけたりするわけでもなく、ただパニックになって叫んだ、いやいやブレーキかけようよ、などとも思いますが、

でもおじさんにとってみれば思いがけない出来事であり、そうせざるを得なかったのでしょう(そんなこともないけど)。

 

という瞬間に立ち会った路地です。結構好きな路地です。

 

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