books

 

~20131124 023

本は無数にあります。人の欲望の数だけ、森羅万象を知り尽くしたいという想いの数だけ存在します。

著者がいて編集者がいて、装丁家がいて印刷人がおり、書店の販売員、あるいは図書館員がいて、本はしかるべき場所に配架されゆきます。そして読者は手に取り、表紙を眺め、重みを確かめ、おもむろにページをめくります。本との出会いはあくまで偶然、それは様々な変遷が巡り会っての奇跡に近く、さらなる幸運に恵まれるならば、また新たなひとつの扉が開かれます。

図書館で働くことを生業としているため、本を手に取ることが多く、かつ家路には書店に立ち寄り、休日は近隣の図書館に赴きます。必ずしも必要ではないですが、無ければ自然と欲し、乾きをおぼえることでしょう。

しかしあまり本ばかり読んでいるのは、あかん、です。自分の頭で考えることをしなくなります。上手な付き合いを。上等な読書を。思考と実践なくしては、世界に立ち向かうための武器たりえません。

いやちょっと待て、読書は別に道具ではなく、娯楽そのものでも構わないはず。むしろただ娯楽であるべき。が、娯楽の追求は知りたい欲求と表裏を成し、やはり入り口として手にするのは本だったりします。

ともあれ書棚を眺めるのは面白い。だから飽きずに書棚の前に立つのです。自身のフラットは、書棚の前に力を抜いて立つ行為から。すべてはそこから始まります。

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