夜中の水

夜中にひとりで起きて机に向かっていると、娘が起きてきて「おみず」と言う。水が飲みたいということだが、私が水筒に水を入れ娘に渡すと、娘は水筒を持ち寝床に行く。おそらくは寝床で水を飲んで寝るだろう。

私も幼い頃に床についてから喉が渇き、両親が寝ているところに行って「おみず」と言ったような記憶がある。当時寝ていたのが実家の二階の部屋で、母親が起きてきて一階まで一緒に降りて、水を飲ませてくれた。その二階から一階に降りる際、暗い階段を降りていくのが、何だか怖いような、ぞくぞくとするような感覚があった、のを覚えている。

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そんな感覚を身体に感じながら飲む水は渇きを癒し、その後二階に上がる記憶はほぼなく、すぐに寝てしまっただろう。水が飲みたい、ということに至るまでのことの方が覚えている。

水が飲みたかったわけではなくて、眠れないから何かしたくて、親を起こして水を飲みたいと言えば親が起きてくれて、水を飲ませてくれるだろうと思って、そのようにした、ということもあっただろうか。子供だからきっとそういうこともあっただろう。娘もそうだろうか。それはわからないがそうかもしれない。

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