中西さん

先日中西さんが職場に来て、いろいろとお話をさせていただいた。

カメラマンならではの、面白い話の数々。そもそもカメラマンってどういうことをしているの?といったことをはじめ、なかなか聞けない話をいろいろと。

そのうえで僕から質問をした。

「カメラマンの人って、普通の人と見ているところが違うような気がするんです。焦点距離が自在というか、同じ光景を見ているはずなのに、俯瞰したり、フォーカスしたり、画を切り取ってみたりしますよね」

そうすると中西さんは

「写真学校に入ってまずやらされるのは、デッサンをひたすら描くことです。カメラなんて持たせてもらえない。まず、自分の目の前にある対象をひたすら描くんです。当時はなんでこんなことするんだろうって思っていました。

ただデッサンを続けていると、対象を見る力、捉える力は確実に養われていきます。その対象に当たる光の具合とか、質感とか、ぱっと見では気付かないようなことに気づいていくんです。それは見続けることによって気付く種類のことです。そうやって、カメラマンとしての「見る」力を養っていったんだと思います」

なるほどー。

その言葉を聞いて思ったのは、カメラマンにせよ役者にせよ書き手にせよ、自分にいちばん近い感覚、見る、聞くということをもっと大事に丁寧にすることが大切だということだ。

見ることをもっと深めてみる。時間をかけて掘り下げてみる。聞くも同様、とにかく耳を澄ませてみる。何かがわかるまで、聞きとれるまで、とにかく聞いてみる。

そうやってなにかしら、自分の力で得たものが、確実にその後の糧になるのだろうと。適当な学びで得られる物事とは確実に違う。

まずはその基礎を大事にしたい。逡巡したり迷ったりしたら、その初心に帰る。

とにかく見ること。とにかく聞くこと。その大切さを再認識した。

NMEが選ぶ1990年代の名曲1〜100位から

77位 エール“Sexy Boy”

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする