そしてまた次のステージへ

20170331sakura

村上春樹の新作長編『騎士団長殺し』を読んでいて、もうだいぶ佳境であと少しで終わる。

帰りの電車内で右手につり革、左手に本を読みながら、まもなく降りる駅になったので本を閉じて鞄にしまったら、ちょうど目の前に座っていた50代くらいの男性が本を読んでいた。

あれ?と思い、男性の読んでいる本を見ると、どうやら『騎士団長殺し』の第1部を読んでいる様子(本の色味が緑、第1部の色で、文章内に登場人物「雨田」の名前が見えた)。

今ではすっかりスマホばかりな電車内で、時折みかける読書な人、それも同じ本を読んでいるというのは面白くて、その男性がなんだかとても良い人に見えた。

今朝の桜は写真の様子(iphone7で撮影)。

四分咲きというところか。夜になって雨が降ってきており、寒くもなってきたから、ちょっと咲きは鈍るかな。来週半ば~週末あたりが見頃だろうか。

雨は降っているが、激しい降りではないのが幸い。

3月が今日で終わりで、「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」の言葉通りに、速やかに日が駆け抜けていった。仕事もおおいに忙しく、落ち着く暇もない。

こないだ街中ですれ違いざまに、「じゃあまた落ち着いたら飲みに行きましょう」という言葉が耳に入ってきた。よく聞くことだが、「落ち着く」ってなんだろうと思う。

多忙な折には落ち着きたい。しかし実際に落ち着いたときに、落ち着いた実感はあまりない。あとで「あのときは落ち着いていたかもしれないな」と気付く。

過去や未来に去来せず、出来うる限りの今をなるべく大切に。この頃はそんな心地で過ごしていたせいか、日が過ぎるのがおそろしく早い(歳を重ねたせいかもしれないぞ)。

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