新宿「お多幸」と「どん底」と怖い話

otakou

秋の宴、新宿の夜

20代から30代の頃、共に過ごした仲間5人が集まっての秋の宴、新宿の夜。

 

当時から10年以上が過ぎ、それぞれ結婚していたり子供が居たり、今も芝居を続けていたり、いなかったり。近況やら懐かしい話やらは尽きず、酒も食も当時の勢いのままにぶわぶわとグルーヴし、当然ながら時間は速攻に過ぎゆきます。

 

1軒目、行列のできるおでん屋、新宿「お多幸」を出たのが22時半(おでんがもう本当に美味しかったのです!)。

 

木曜日の夜なので、みな明日も仕事ではありましたが、そのままで解散する話はありません。よし次だ次だ!と、訪れたるは新宿三丁目の旧き良き名店「どん底」

donzoko

ピザにワインにわいわいと飲みながら、若き頃、週をあけずに新宿に来ては飲んでいた当時そのままの空気感でもって、もういいおっさん達が次々とグラスを乾す姿は、まるで若い頃そのまま。っていうかまだまだ若い。

 

で、

 

仲間のひとりが、「ちょっとトイレ」と席を立ち、残りの4人でいろいろと話していたのですが、30分ほど経っても帰ってきません。どうしたおかしいね、と電話をしてみたところ、「もう電車に乗るところ」とのこと。彼は高円寺に住んでおり、新宿から高円寺への中央線に、間もなく乗ると言うのです。

いやいやいやいや、なになになに、なにしてんの

なんと!勝手に帰ってしまっていたのです。
おいおいなんだなんだそれは、そんなに酔っていたのかと、でも帰るならひと言あるだろうと、まあそんな風にして、残る4人で閉店まで居て、皆もそれなりに酔い、さて店を出ようとすると、先に帰った彼はカバンも忘れていたのでした。なんだなんだアイツは何やってるんだ、財布とスマホだけ持って帰ったのかと。

まあもう仕方ない、カバンは持って帰るとして、残った皆で、楽しい宴だったなありがとう!また飲もう!と、再会を誓い、終電間際の新宿の宵は瞬時に過ぎたのでした。

 

 

 

―――次の日

 

先に帰った彼からメール。

「やっちゃった。高尾行っちゃった。カバンなくしちゃった。。。」

いやいやいやいや。
高尾って。

 

「お店出たとき、カバン持ってたと思うんだけど。記憶が。。。」

どこから記憶ないのかと問うと、すでにおでん屋を出たあたりから曖昧で、「どん底」に行ったよ、と言うと、「あ、記憶ある」と、2軒目に行ったこともすっかり忘れていたのでした。

 

で、高尾からタクシーで帰ったとのこと。
高尾からタクシー。。。

帰る旨も告げず、新宿から電車に乗って気付いたら高尾で、タクシーで高円寺に帰るって。。。トイレに行くと言って、それっきりって。。。

酔った様子の動画を撮っていたりしたので観てもらいましたが、まったく覚えがないとのこと。酔った彼を動かしていたものは一体。。。何が彼をそうさせたのか。。。

 

 

なんかもう、怖いですね。怖すぎて最早ホラーです。

 

 

いやほんと、これから年末に向けてはシーズンです。呑み過ぎ注意で。心配ならば事前のウコン。テーブルにはお酒と一緒にお水もどうぞ。

 

まあでも、久々に会う旧友たちとの宴は、それはもうすこぶる楽しいものだったのでした。
本当にげらげらと、腹の底から沢山笑ったのでした。

 

 

 

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