柔軟性の話

以前なにかのWebサイトで見つけた自己診断サービスによれば、自分の強みは以下の5つの事項らしい。

・感受性
・柔軟性
・受容力
・親密性
・冷静沈着

感受性については先日書いた

それらが果たして強みなのか?という疑問はあるが、それぞれについてちょっと考え、文章化して理解を掘り下げるという行為はありだとおもうので、他のものについても思うところを書いてみよう。

 

というわけで柔軟性の話。

 

ゆく川の流れは絶えずして~と常に思っているので、あまり物事に固執することはない。できうるならば、固定させるよりもやわらかくありたいと思っている。何か物事が決まったとしても、のちにより良き方法が見いだせれば、そちらを取りたい。対象をきちんと見て判断し、ジャッジはしなやかでありたい。アーネスト・ホーストの繰り出すハイキックみたいに。

 

ガラガラと大きな音を立てながら変化する時代だけに、適宜最適解を見出してゆく必要がある。昨日の正解は今日の誤りになることだってありうる。確実なものの絶対量はおそらくは数少ない。

ということを踏まえて、できうる限り世界を柔軟に見たいと思っている。風景は時に湿気を含んでいて、ぶわぶわと膨らんでいくように見えるときがある。やわらかな風景。世界を区切る稜線は、あくまで硬質であるはずなのに。

特に最近日々通っている寺の境内にある木々や墓石などは、湿気を含んでとてもやわらかく見える。墓より地中にいるであろう物言わぬ死者は、空気と同化して中空を行ったり来たりし、漂い、猫になり、雨を降らせる。

 

言葉は言葉それ自体ではただの独立した単語だけれど、さまざまな言葉との組み合わせによって響きとおもむきが変わる。「雄弁な沈黙」と「沈黙は雄弁」ではまるで意味が違う。その間にある意味の広がりやよるべなさ、まだ開いていない扉を開けようとする行為、それ自体が面白いと思うので、できうる限り物事は保留にしておきたい。保留にしていることで、まだまだ考え続けることができるからだ。

 

NMEが選ぶ1990年代の名曲1〜100位から

76位 プライマル・スクリームの超名曲“Come Together”。

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