Ride-Vapour Trail


http://nme-jp.com/blogs/26285/
「NMEが選ぶ1990年代の名曲1〜100位」という記事を読んでいたら結構な感涙モノで、まさに多感な時期に貪るように聞いていた音楽ばかりだ。

81位の「ride / Vapour Trail」なんて、毎日学校に行く前に聞いていた。青春の音がする。覚束なく行き場のない心地を胸に、勇気を奮い立たせていた。この音を聴いてどうにか、地に足を着けていた。

 

今日アルバイトの学生さん(東京大学の大学院に通っているので優秀だ)といろいろ話をしているうちに音楽の話になり、J-popのヒットソングは結局不器用な恋が実るとか実らないとかそういうことばかりを歌っているよね、そういうテーマを時々のトレンドに合った音の感じで歌い上げてヒットする、そして感受性が豊かとされている10代~20代の頃に出会った音楽がその人にとって固有なもの、特別なものになるのかな、といった話になり、

だから最近は歌詞のない音楽ばかり聴きますと言っていた。なるほど同じだ。最近はクラシックばかり聴いている。若い頃は腹の底から沸き立つ躍動や衝動とぶっつけるようにして激しい音楽ばかりを聴いていたけれど、躍動や衝動はいずれ失われ、失われるとまた新たな視界が広がっていく。

躍動や衝動はもちろん失われた輝きを未だ放っており、だからこそ当時盛んに聴いていた音には当時の記憶やら漠然やら覚束なさが詰まっていて、久しぶりに聴くと、まるでどうにかなってしまいそうになる。

 

というわけでどうにかなってしまいそうになった。今日は9月に入って最初の休肝日だ。

 

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