季節のやってくるところ

sunshine

やー暑いね。本当に暑い。でももう夏も終わるな、という様子だ。今少し、盆の頃までだ。7月の頃が夏の良い頃で、8月に入ってから盆までが夏の夏夏したところ。そしておそらく、盆を過ぎれば残暑。というか暦の上ではもう立秋。秋の気配。きっと少しずつ、様々に秋がやってくる。

知人が言っていた、春は地面からやってくる。地の花が咲き始め、彩りが豊かになってきて、春が到来する。啓蟄よろしく、地面から生命が立ち上がってくるのが春の到来。

秋は空からやってくる。秋の空の高さが来る冬への入り口だ。つい空を見上げてしまうのも秋の証拠だ。

では夏はどこから? 夏は光の多さから、太陽が夏を持ってくるのだろうか。光が多く、ありとあらゆるが照らされ、記憶が鮮明になるのが夏。

じゃあ冬はどこから来るのかな。考えてみよう。

大好きな小説のひとつ。保坂和志『季節の記憶』。

季節は年齢を重ねるごとに積み重なってゆく。厚みを増してゆく。若き頃の瞬時瞬時には気付かないのだが、時を経て振り返る当時の、そのひとつひとつはすべてかけがえがない。今私が見る季節と、歳を重ねた方が見る季節は、まるで同じようでいて、まったく違うものなのだ。

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