その橋の向こう

the-train

ちょうど鉄橋を通り過ぎる電車が目に入ったので撮った(クリックで拡大します)。

おそらくは通り過ぎる際だから、電車は右から左に走り去ったのだろう。ということは上り電車。そのまま千葉の方までガタンゴトンと揺られてゆく(写真を撮った背後には鏡ケ浦の海が広がっている)。

中心の電車のシルエットから、水面と雲に目がゆく。1月だが過ごしやすい暖かさで、「のどか」という言葉がふさわしい陽気だった。その中を電車は早くもなく遅くもなく通り過ぎていく。写真の場所からはるか遠くまでの道のりをこれからゆく。

故郷は誰しもに開かれていて、見る風景は誰にとっても同じだが、そのバックグラウンドが違う。のどかさ、寄る辺なさ、1月なのにの暖かさ、少なからずこの地で生まれ育った身としては、身体に故郷がそのまま流れ込んでいることを感じざるを得ない。「どうしようもなくこの場所で生まれ育って、今なおこの場所とつながっている」という感じだ。ま、そりゃそうだ。

少なからず感謝すべきは、今でもその故郷に帰ってくることが身近にあり、許されていて、その場所で少々の時間を過ごすことができるということだ。それが身体の芯の箇所にあり、原点で、贅沢であり、有難い。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする